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社長日記

MIA RESORT

● 2024/06/19

ビジネスにも活かせる「保有効果」と「損失回避」の心理学的効果

ここ最近は行動経済学に興味が出てきて数冊ほど専門の書籍を読んでおります。
個人のINSTAGRAMでは書籍を紹介していますので興味ありましたらご覧ください。

行動経済学とは、経済学と心理学を合わせた学問です。従来の経済学では人は合理的に動くことを前提に考えられていましたが、実際には非合理的な判断も人は多いので経済学では説明できない部分も実際にはあります。

そういったことから非合理的な人間の行動や判断を心理学の観点から考えられた行動経済学という学問が出てきました。

保有効果と損失回避を知っておこう

行動経済学の書籍にもよく出てくる「保有効果」と「損失回避」。これも知っておくと普段の自分の行動や判断が思わず非合理的な方向へ進んでいくことを防げるかもしれません。

そして、うまくビジネスにも活用できることも多いように思えます。

あの片付けのプロ「こんまり」さんも、恐らく保有効果などを深く理解していて自分のビジネスにも繋げているのではと考えられます。

商品を一度手に取らせることで魔法をかける保有効果

例えば保有効果は、人は一度自分のものとして何かを保有すると、それに対して価値を感じるようになり手放せなくなるといったものです。(かなりざっくりとした説明ですが)

それをビジネスで活用するなら「一度お客様に商品を保有してもらう」という何らかの方法から最終的には購入してもらうという流れを作れるのではないでしょうか。

⁣実際にはそういったビジネス戦略はすでにあり広く使われています。

「無料お試し期間」などもそうですね。一度、お客様に商品をお渡しして実際に使ってもらう。これもお客様側は一度自分が保有したので手放したくないという心理効果が働き、購入するという流れです。

保有効果の時間的影響について

さらに興味深いのは保有効果は時間的影響を受けないそうです。どういう事かというと「長い間持っているから価値を感じて手放せない」のでは無いそうです。

もちろん長い期間持っていると愛着が湧くということはあるかもしれませんが、ここでいう保有効果というのは一瞬でも自分が保有するとすぐに保有効果が発動されるそうで、保有時間の影響は受けないとのこと。

損失回避とは

損失回避とは、行動経済学や心理学において、人々が利益を得ることよりも損失を避けることに強い関心を持つ傾向を指します。この概念は、ノーベル賞を受賞した心理学者ダニエル・カーネマンとエイモス・トヴェルスキーによって提唱された「プロスペクト理論」の一部です。

具体的には、同じ金額の利益を得る喜びよりも、同じ金額の損失を避けることの方が強く感情に影響を与えるという現象です。例えば、1000円を得ることと1000円を失うことを比較すると、多くの人は1000円を失うことに対して感じる苦痛の方が、1000円を得ることの喜びよりも大きいと感じます。

このような人々の認知バイアスなども知っておくと自社のビジネスに当てはめて色々と考えることもできそうですね。ぜひ興味ある方は行動経済学も学んでみて下さい。

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